【ソウル聯合ニュース】韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官とリッパート駐韓米国大使は27日、ソウル市内のホテルで開かれた第2回韓米宇宙協力対話の開会式で韓米宇宙協力協定に署名した。 同協定は両国が国内手続きを終え相手国に通知した後、発効されることになる。韓国政府は遅くとも来年初めには発効させる方針のようだ。 尹長官は「韓米宇宙協力協定は両国の協力が地球的な枠を超え、宇宙に拡大することを象徴する。科学者と未来世代に夢とビジョンを与える礎になる」と評価した。 両国は協定締結に向け2010年から交渉を開始。一時中断したが、昨年の韓米首脳会談を機に交渉を一気に進め妥結させた。 米国がアジアの国と締結した初の宇宙協力協定で、韓米同盟の新たな可能性を示したと評価される。リッパート大使は「宇宙協力を強化するとともに経済成長の原動力になり、両国関係を一層強めるだろう」と話した。 両国はこの日、署名式に合わせ共同声明文を発表し、同協定は朝鮮半島、アジア太平洋地域における平和・安保の中核となる韓米同盟が基盤となっていると強調した。 また、「韓米両国間のグローバルパートナーシップが戦略的に一層重要になる新分野での協力が進んでいることを示す事例だ」とした。 同協定には宇宙技術の平和利用を目的とする宇宙科学や地球観測など、両国の宇宙協力全般に関する法的・制度的な土台が盛り込まれている。 sjp@yna.co.kr
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