北朝鮮は最近の朝鮮半島情勢が悪化したのはアメリカのせいだとし、アメリカが北朝鮮の自主権を脅かす場合、核兵器などを使って無慈悲に懲罰を与えると威嚇した。(提供:news1)
北朝鮮は最近の朝鮮半島情勢が悪化したのはアメリカのせいだとし、アメリカが北朝鮮の自主権を脅かす場合、核兵器などを使って無慈悲に懲罰を与えると威嚇した。(提供:news1)
北朝鮮は最近の朝鮮半島情勢が悪化したのはアメリカのせいだとし、アメリカが北朝鮮の自主権を脅かす場合、核兵器などを使って無慈悲に懲罰を与えると威嚇した。

 北朝鮮の外務省は31日、報道官談話で「アメリカは極悪な侵略戦争策動と制裁圧殺騒動に対処した我々の正々堂々たる自衛的対応措置を“挑発”や“脅威”だと表現し、我々のせいで朝鮮半島情勢が緊張しているかのように伝道している」とし、「明らかに今日の厳重な事態は徹頭徹尾アメリカが作り出したものだ」と明らかにした。

 続けて「我々が核兵器を持つことになったのも、今日になって先制攻撃的な対応方法を選ばなければいけないというのも、全面的にアメリカのせいだ」とし、「アメリカの核の脅威恐喝はアメリカが我々に対する核の先制攻撃を政策化しておき、数十年間、毎日のようにしてきている現実的な脅威だ」と主張した。

 さらに「主権国家の首脳部を特殊作戦によって除去すると騒ぎ暴れる狂気じみた挑戦を容認する国や政府は、この世にない」とし、「世界最大の核兵器保有国であり世界唯一の核兵器使用国であるアメリカが、我々を核の先制攻撃対象に指定し、襲う機会ばかり狙っている条件から些細な気配でも見える場合、我々の軍隊が断固たる核の先制打撃で対応することは明白な自衛権行使となる」と伝えた。

 報道官は国連保障理事会の制裁決議案と、米韓合同軍事演習などを批判し、「アメリカが我々に対して敢行している軍事的脅威や敵対行為が我々の最高首脳部と“制度転覆”を狙う妄動だということが明白になった以上、我々は神聖なる最高尊厳と自主権、生存権を守るために正面からぶつからざるを得なくなった」と主張した。

 また「我々はアメリカが我々の最高利益と自主権を少しでも侵害しようとする場合、即時に核兵器を含めた全ての手段を動員して無慈悲な懲罰を加えるつもりだ」とし、「我々の自主権と地域の平和や安全に対する脅威を根源的にきれいに除去してしまうつもりだ」と脅かした。

 北朝鮮の外務省がこのような談話を発表したのは、米・ワシントンで始まる核安保サミットをきっかけに、米韓、日韓、中韓の首脳会談及び日米韓首脳会談などを意識したものと見られる。

 これらの会談では北朝鮮問題が主な案件に挙論される予定で、北朝鮮がこれを意識してこのようなメッセージを送ったことにより、アメリカはもちろん日米韓などを圧迫しようとしたと見られる。

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