【世宗聯合ニュース】韓国の雇用状況が悪化しており、失業率が11カ月連続で日本を上回っている。 韓国統計庁によると、韓国の1月の失業率(季節調整値)は3.4%だった。日本の3.2%に比べ0.2ポイント高い。 韓国の失業率は日本より低かったが、昨年2月に逆転。特に同5月の韓国の失業率は3.9%と日本より0.6ポイント悪かった。今年1月まで11カ月連続で日本を上回っている。今年2月の韓国の失業率は4.1%と6年ぶりの高さで、やはり日本を上回るとみられる。こうした状況はアジア通貨危機直後の1999年以来、17年ぶりだ。 労働市場の状況の違いが失業率に表れている。 日本は1996年から生産年齢人口が減少し続け、全体的に人手不足感が強まっている。昨年10月の失業率は3.1%まで改善した。この20年で最も低い。安倍政権の経済政策、アベノミクスも労働市場の状況の改善を支えた。 一方、韓国の生産年齢人口は2017年から減少する見通しだが、就業者数は2014年の50万人台をピークにすでに下がり始めている。特に今年は輸出の不振と海外経済の減速で雇用創出余力の低下があり得るという見方も出ている。韓国雇用情報院の予想通り今年、就業者数の増加幅が20万人台に落ち込めば、2009年以来7年ぶりの低水準となる。 韓国の経済指標は全般的に振るわず、雇用だけでなく輸出や物価、製造業稼働率も日本を下回っている。 mgk1202@yna.co.kr
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