これに関して、北朝鮮が国連安全保障理事会の制裁決議案採択を前に、アメリカなど国際社会の圧迫に先制的な対応をするためだと見られている。
朝鮮中央通信によると、米・バージニア大学3年生のオットー・ワームビア氏(21)は、この日の会見で「羊角島(ヤンガクド)国際ホテルの従業員エリアで朝鮮人民に自己の制度に対する愛着心を植え付ける政治スローガンが書かれた掲示物を取るという犯罪をおこなった」と自白した。
続けて「この任務を米・友愛連合メソジスト教会から受け、CIAに関連するZ協会のけしかけと米政府の黙認のもとに犯罪をおこなった」とし、「この犯罪の目的は朝鮮人民の闘争精神と情熱を萎えさせようとしたもので、非常に軽率な行為だった」と述べた。
ワームビア氏はこのメソジスト教会団体の執事である友人の母親が、北朝鮮から重要な政治スローガンを一つ取ってくれば1万ドル(約113万円)の中古車をあげるという提案したことに触れ、「犯罪を煽った」と主張した。
また「米政府と政治家らが友愛連合メソジスト教会を利用して、醜悪な手段と方法で北朝鮮を害そうとしている」とし、「メソジスト教会はそこに便乗して北朝鮮にキリスト教を広め、米政府からさらに大きな後援を得る目的だ」と主張した。
朝鮮中央通信は「彼は米政府が執拗に騒ぎ立てている北朝鮮の人権問題が、北朝鮮政府を転覆させるための偽善的口実に過ぎないことがわかったとし、自分の犯罪行為について北朝鮮の人民と政府に謝罪し、許しを請うた」と伝えた。
先月22日、朝鮮中央通信は「ワームビアが米政府の黙認、操縦のもとに北朝鮮の一心団結の基礎を崩してしまう目的で、朝鮮民主主義人民共和国に観光の名目で入国し、反共和国敵対行為をして摘発され、調査を受けている」と報じていた。
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