女子サッカー”南北戦”、歴代対戦成績は韓国たった1勝のみ…リオ五輪かけた試合がスタート

女子サッカーのリオデジャネイロ五輪出場をかけた初戦が29日、大阪で開催される。韓国の初戦の相手は北朝鮮だ。万が一、初戦を落とすことがあれば、リオへの道は当然、険しいものとなる。

ユン・ドクヨ の最新ニュースまとめ

　ユン・ドクヨ監督率いる女子サッカー韓国代表は、リオ五輪出場を目標にここまでやって来た。しかし、容易とはいえない。本戦に出場できる国家は計12か国で、アジアに配当されたチケットはたった2枚。29日から大阪で開かれるアジア最終予選で、上位2位までに入らなければ本戦行きは叶わない。

　過去の対戦成績を見ると、日本を相手に歴代成績は4勝14敗8分け、北朝鮮に関してはたった1勝しかできていない（1勝14敗1分）。最初で最後の勝利は2005年8月、全州（チョンジュ）にて1-0の結果だった。以降、韓国は北朝鮮に9連敗中だ。

　しかし、北朝鮮の戦力を把握しているという点は、肯定的といえる。韓国は、北朝鮮と2010年から毎年試合をおこなっている。全試合に負けているが、北朝鮮に関するデータはそろった。ユン監督は「2014年の仁川アジア大会と、2015年の東アジア杯で試合をしているため、いまは漠然とした恐怖より『できる』という自信が大きい。準備した通りに試合をすれば、必ず良い結果が出るだろう」と覚悟を明かした。