会議で発言する鄭長官=(聯合ニュース)
会議で発言する鄭長官=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】世界保健機関(WHO)がブラジルなど中南米を中心に拡大している感染症「ジカ熱」について「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に該当すると宣言したことを受け、韓国疾病管理本部は2日、専門家を招き、ジカ熱を引き起こすジカウイルスの危険性や対策について話し合う会議を開いた。 会議に出席した鄭鎮ヨプ(チョン・ジンヨプ)保健福祉部長官は「中東呼吸器症候群(MERS)が流行したときのような防疫失敗という事態が起きないよう、国民が安心して生活できるよう最善を尽くす」と強調した。 蚊を媒介して感染するジカ熱は、新生児の頭が通常より小さく知的障害を伴うこともある「小頭症」との関連が疑われている。韓国保健当局は先月末、ジカ熱を法定伝染病に指定した。 鄭長官は、韓国ではまだ蚊の活動時期ではないとした上で「海外からの感染者の監視に向け万全の準備をする」と述べた。 鄭銀敬(チョン・ウンギョン)疾病管理本部長職務代理は、韓国内でジカ熱が広まる可能性について「今のところ非常に低い」との見方を示した。 hjc@yna.co.kr
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