仁川空港で行方をくらました20代ベトナム人男性、密入国を確認

29日午前、仁川国際空港から成田空港行きの乗り継ぎ飛行機に搭乗しなかった20代ベトナム人男性が密入国したことがわかった。

　仁川空港を利用する外国人乗り継ぎ客が、密入国したのは今月だけで2回目である。

　韓国法務部によると、ベトナム人の25歳男性A氏は29日午前7時24分に仁川国際空港の自動入国審査台の出入り口を無理矢理に開けて逃走したという。

　逃走時、自動入国審査台の回りに保安員はいなかった。

　A氏はこの日、ベトナム・ハノイから仁川国際空港を経由して成田空港に行く航空機に乗ることになっていたが、搭乗しなかった。

　この航空機は、29日午前5時5分に仁川国際空港に到着し、午前10時50分頃に成田に向けて離陸した。

　航空会社はA氏が搭乗していないことがわかり、すぐに仁川空港出入国管理事務所に連絡した。

　これにより仁川国際空港はこの10日間で密入国事件だけで2件発生した空港だという汚名を避けることはできなくなった。

　今月21日午前1時25分には、31歳同士の中国人夫婦が3階3番出国場から密入国して逃走4日で忠清南道（チュンチョンナムド）天安（チョンアン）でつかまった。

　二人は3階の出国場出国審査台に侵入し、閉まっていた保安検索場出口を壊して逃走したが、近くの保安員は見ていなかった。