李世ドル九段=(聯合ニュース)
李世ドル九段=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】囲碁で世界トップクラスの李世ドル(イ・セドル)九段(韓国)が3月、人工知能(AI)のコンピューターソフト「アルファ碁」と賞金100万ドル(約1億2000万円)をかけてソウルで対局する。 アルファ碁は米グーグル傘下のAI開発ベンチャー「ディープマインド」(英国)が開発した。ディープマインドは、アルファ碁が2013~15年の欧州チャンピオンで中国出身のファン・フイ氏と昨年10月に対局し、5戦全勝したと英科学誌「ネイチャー」に27日発表した。正式なフルサイズ碁盤の囲碁で、ハンディなしでAIがプロ棋士に勝ったのは世界初という。 李九段は同誌に「人間のプロ棋士に対等に挑戦するコンピューターと対局することになり、光栄だ。囲碁史における意味のあるイベントになるだろう」とコメントを寄せた。また「ディープマインドのAIが驚くほど強く、またどんどん進化していると聞いたが、少なくとも今回の対局には勝つ自信がある」とも語った。 ディープマインドによると、アルファ碁はほかの囲碁ソフトとの対局で勝率99.8%を記録した。 韓国棋院の梁宰豪(ヤン・ジェホ)事務総長(九段)は李九段との対局について「李九段は強いAIと対局したことがないため、コンピューターが1~2戦勝つことはあり得るが、全勝することはないだろう」との見方を示している。 stomo@yna.co.kr
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