【ソウル聯合ニュース】韓国教育部は29日、韓国と中国、日本の教育相が教育協力について話し合う初めての会合を30日にソウル市内のホテルで開くと発表した。 会合には韓国の李俊植(イ・ジュンシク)社会副首相兼教育部長官、日本の馳浩文部科学相、中国の袁貴仁教育相が出席する。 3カ国は昨年11月の首脳会議で教育協力の拡大を目指して、教育相会合を新設し、学生・生徒・児童の交流を促進することで合意した。 会合では教育相会合の定例化や大学総学長フォーラムの新設などについて協議する。また来年に日本で、再来年に中国で会合を開催する方向で調整する。 学生らの交流では小中学校の姉妹提携の拡大を進める。韓国の小中学校は昨年末現在、日本の478校、中国の699校と姉妹提携を結んでいる。また、3カ国の大学が共同で取り組んでいる「キャンパス・アジア」の拡大を議論する。キャンパス・アジアは相手国の大学で単位を取得できる制度で、2012年からパイロット事業が行われている。 3カ国の大学生交流プラグラムの設置についても話し合う。韓国は今年7月に「世界市民教育」をテーマに大学生ワークショップを開催し、日本と中国からそれぞれ20人の大学生を招待する計画だ。 3カ国の教育相は会合の結果を盛り込んだ「ソウル宣言」を発表する方針だ。 会合に先立ち、韓国と中国、日本と中国の教育相による会合もそれぞれ行われる。韓国と日本の教育相会合は昨年8月、釜山で開かれている。 李長官は「3カ国教育相が初めて会合を開く。お互いの理解を広げ、東アジア教育共同体の構築に向け、一歩前進したことに意味がある」と述べた。 kimchiboxs@yna.co.kr
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