97年の”梨泰院(イテウォン)殺人事件”に対する裁判所の宣告が、事件発生から19年目となる本日(1月29日)、新たに下されることとなる。
97年の”梨泰院(イテウォン)殺人事件”に対する裁判所の宣告が、事件発生から19年目となる本日(1月29日)、新たに下されることとなる。
97年の”梨泰院(イテウォン)殺人事件”に対する裁判所の宣告が、事件発生から19年目となる本日(1月29日)、新たに下されることとなる。

 19年前の裁判では、”証人”として法廷に立った米国人アーサー・パターソンが、今回は”真犯人”という判決を受けるのか、世間の関心が集中している。

 ソウル中央裁判所は29日午後2時、殺人容疑で起訴されたアーサー・パターソン被告に対する判決を言い渡す。

 事件は1997年にさかのぼる。1997年4月3日夜、ソウル・梨泰院(イテウォン)のファストフード店トイレ内で、大学生チョ・ジュンピル氏(当時22歳)が凶器で数か所を刺され、遺体となって発見された。

 米軍犯罪捜査隊(CID)が、パターソンを真犯人として指摘したが、検察は当初、現場で目撃された容疑者の一人で、パターソンの友人だったエドワード・リー(37)を殺人容疑で起訴した。パターソンは犯行に使用した凶器を捨てた容疑(証拠隠滅など)でのみ起訴された。

 しかし、裁判所は「エドワード・リーは、殺人事件の真犯人ではない」として無罪を言い渡した。彼に無罪が言い渡されると、故チョ氏の両親はパターソンを真犯人として再び告訴し、検察は再捜査に乗り出した。

 そんな中、検察が出国停止期間を延長していなかったため、1999年8月、パターソンは米国へ出国。検察は結局、2002年10月パターソンに対して起訴中止の決定を下した。

 パターソンが米国へ逃走してから16年が経った昨年(2015年)9月23日深夜、仁川国際空港を通して国内に送還された。パターソンがソウル拘置所に収監されたことで、梨泰院殺人事件の裁判が再び開始されることとなった。

Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 0