無罪を言い渡された産経新聞の加藤達也前ソウル支局長の表情は、確信に満ちあふれていた。彼は堂々と意見を明らかにし、日本から来た記者たちから拍手を送られた。(提供:news1)
無罪を言い渡された産経新聞の加藤達也前ソウル支局長の表情は、確信に満ちあふれていた。彼は堂々と意見を明らかにし、日本から来た記者たちから拍手を送られた。(提供:news1)
無罪を言い渡された産経新聞の加藤達也前ソウル支局長の表情は、確信に満ちあふれていた。彼は堂々と意見を明らかにし、日本から来た記者たちから拍手を送られた。

 昨年8月に韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領がセウォル号事故当時の行程について疑問を投げかけたコラムを掲載して名誉毀損の容疑で起訴され、17日の1審で無罪を言い渡された加藤前ソウル支局長は、思ったより長かった判決のためか、やや疲れた表情で記者会見の会場に入ってきた。

 加藤前ソウル支局長はこの日午後6時7分ごろ、ソウル市内のプレスセンターで開かれた記者会見に臨んだ。彼は検察の捜査に対する抗議の意志をはっきりと伝えた。

 この日の記者会見は、韓国語と英語、日本語などで進められ、会場には国内外の取材陣100人以上が集まるほど、高い関心の中でおこなわれた。

 検察の捜査について不満に思った点を聞かれると、「検察側が必ず有罪で、絶対に許さないという気持ちで私の全ての陳述をそちらの方に誘導し、陳述を総合して有罪にもっていこうとする強い意志があった」と答えた。

 捜査の過程で差別を受けたかという質問には、「“差別”という単語は誤解の表現になる可能性がある」とし、「言いたいことは、検察が本当に公平に調査と捜査に臨んだのか、日本のマスコミの記者であるため標的になり、攻撃を受けたのではないかと思った」と強い口調で答えた。

 記者会見を終えて退場する彼に、日本の記者たちから拍手が送られた。

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