共同インタビューを行う朴大統領(左端)=13日、ソウル(聯合ニュース)
共同インタビューを行う朴大統領(左端)=13日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は13日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記との南北首脳会談開催の可能性について、「北の核問題解決の道筋がつけられ、南北関係改善に進展があれば首脳会談ができない理由はない」との考えを明らかにした。 聯合ニュースを含むアジア・太平洋通信社機構(OANA)加盟社など8社との共同インタビューで述べた。 朴大統領は首脳会談の前提として、北朝鮮が前向きで真剣な態度で対話の場に出て来るべきだとした上で、「北の誠実さと実践の意志がより重要だ」と強調した。 朴大統領のこうした発言は、南北首脳会談の可能性を示しながらも、開催のためには南北当局間会談など8月の南北合意事項の履行を通じた南北間の信頼構築を優先すべきであるという点を示したものとみられる。 また、北朝鮮と対話する姿勢を維持しながら北朝鮮の非核化や挑発行為の中断など、朝鮮半島の平和に向けた信頼構築が伴わなければならないとする従来の立場をあらためて示し、北朝鮮に変化を求めたと分析される。 朴大統領はさらに、「政府として、(北朝鮮との)当局間会談を通じ、最優先で離散家族問題を解決するために努力する」と表明。「民生や文化、環境分野での南北交流も促進し、民族同質性を回復させ互恵的協力の道を広げていく」としながら、民間交流の活性化に期待を示した。 sjp@yna.co.kr
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