【ソウル聯合ニュース】LG電子が29日に発表した7~9月期連結決算によると、本業のもうけを示す営業利益は2940億ウォン(約310億円)となり、前年同期比36.8%減少した。前四半期比では20.5%増加した。 売上高は前年同期比4.7%減の14兆288億ウォン。前四半期比では0.7%増加した。営業利益は市場の予想を上回ったものの、全般的には不振が続いている。 事業本部別に見ると、テレビ事業を手がけるホームエンターテインメント(HE)事業本部の売上高は前年同期比5%減の4兆2864億ウォン、営業利益は同72%減の370億ウォンだった。ただ、前四半期比では売上高が9%増加し、営業損失も黒字に転換した。有機ELテレビなどの販売増加や、北米や中南米、ロシアでのテレビ出荷台数の増加が後押しした。 スマートフォン事業を担当するモバイルコミュニケーション(MC)事業本部も不振が続いている。売上高は前年同期比21%減の3兆3774億ウォン。営業損益は前年同期の1686億ウォンの黒字から、776億ウォンの赤字に転落した。国内や新興市場でのスマートフォン販売台数の減少や、競争激化による販売価格の下落、為替相場などの影響を受けた。スマホ販売台数は1490万台で、このうち高速無線通信「LTE」搭載スマホの販売台数は970万台だった。 生活家電のホームアプライアンス&エアソリューション(HA)事業本部の売上高は前年同期比4%増の4兆1534億ウォン、営業利益は同421%大幅増の2456億ウォンとなり、業績を下支えした。国内や北米で冷蔵庫や洗濯機などのプレミアム製品の販売が好調だった。 ビークルコンポーネンツ(VC、自動車部品)事業本部の売上高は4786億ウォン。営業損失は8億ウォンだったものの、前四半期より赤字幅は半減した。 同社は、電気自動車(EV)やスマートカーを中心に自動車部品市場が成長すると見込み、未来の自動車の中核部品開発を中心に成長基盤を強化していく計画だ。  ikasumi@yna.co.kr
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