認定書授与式のもよう=(聯合ニュース)
認定書授与式のもよう=(聯合ニュース)
【清州聯合ニュース】韓国中部の忠清北道清州市で開催されている清州国際工芸ビエンナーレの組織委員会が、要らなくなったCDを用いて会場である旧清州たばこ製造工場の外壁を覆う「CDプロジェクト」を行い、このほど「CDを活用した最大展示物」としてギネス世界記録に認定された。 今回で9回目となる清州国際工芸ビエンナーレは今月16日に開幕。「HANDS+拡張と共存」をテーマに、10月25日まで旧たばこ工場と清州市一帯で開催される。 CDプロジェクトは、人々の願いを記したCDなど計48万9440枚を用い、旧たばこ工場の3面(縦30メートル、横180メートル)を覆うというもの。このプロジェクトのため、4月から8月にかけ韓国や日本、中国、米国、カナダ、ロシアなど9カ国・31都市の2万7912人から要らなくなったCD30万8193枚の寄付を受けた。 地元の市民らはCDの収集やCDを2枚1組にして小さな構造物に取り付ける作業に自発的に参加した。 こうした市民の努力が実り、16日の開幕式でCDプロジェクトがギネス記録に認定され、組織委員会に認定証が贈られた。ギネス世界記録認定員は前日の15日に会場を訪れ、記録を測定。48万9440枚を公式記録とした。 このCDプロジェクトは、長らく放置されていた古いたばこ工場を市民の手で文化空間、そして大型作品に変身させたとして、美術界で注目を集めている。1946年に開設された同工場は、2004年に閉鎖された後は放置されていたが、11年から工芸ビエンナーレの展示場として活用されている。 CDで覆われた旧工場は、地元のランドマークになりそうだ。朝、昼、晩と、光に伴い変化する姿は壮観だ。また、外壁の上部には発光ダイオード(LED)が設置され、午後6時から市民の夢のメッセージが表示されるようになっている。 stomo@yna.co.kr
Copyright 2015(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0