左から岸田外相、ケリー長官、尹長官=(聯合ニュース)
左から岸田外相、ケリー長官、尹長官=(聯合ニュース)
【ニューヨーク聯合ニュース】韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)長官と米国のケリー国務長官、日本の岸田文雄外相が29日(米東部時間)、米ニューヨークで会談し、北朝鮮の威嚇をはじめとする世界的な問題について認識を共有した。北朝鮮が来週、人工衛星打ち上げと称し事実上の長距離弾道ミサイルを発射したり、4回目の核実験を強行したりする可能性があることに懸念を示し、北朝鮮が実際に挑発した場合は強力に対処することで一致した。 韓米日の外相会談は昨年8月以来となる。尹氏は会談終了後、米中など最近行われた一連のトップ会談が北朝鮮の挑発を容認できないというメッセージを送ったと述べた上で、「今日の3カ国外相会談でも北の威嚇に対する懸念と対応策が話し合われた」と明らかにした。 北朝鮮は長距離弾道ミサイルの発射を重ねて示唆している。尹氏は「国連安全保障理事会など国際社会が協調して北の挑発の可能性を抑止しようという話と、それでも北が挑発するならば、安保理の追加措置を含め国際社会が迅速かつ断固たる措置を取るという立場を共有した」と説明した。安保理はこれまで以上に北朝鮮とって強いダメージとなる措置を実務的に検討し始めたとしながら、「北は経済的にだけでなく、外交的にもさらに孤立するだろう」と警告した。 3カ国の外相は、北朝鮮の威嚇に対し緊密な協調を維持し、北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の韓米日首席代表の協議を適切な時点で開き、さらに具体的な対策を話し合うことにした。 また、この日の会談で尹氏は先ごろ日本で成立した集団的自衛権の行使容認を含む安全保障関連法について、韓国の主権を尊重するやり方で透明に履行すべきとの立場をあらためて伝えた。 3カ国はこのほか、国連の平和維持活動をはじめ、保健安保と開発協力、気候変動など世界的な懸案の解決に向け、政策の共有などの協力を一層強化していくことで一致した。 mgk1202@yna.co.kr
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