一部の生徒にだけ学校の試験問題を予め伝えていた高校教師に対して、学校側が解任処分を下すことは正当だという裁判所の判決が言い渡された。
一部の生徒にだけ学校の試験問題を予め伝えていた高校教師に対して、学校側が解任処分を下すことは正当だという裁判所の判決が言い渡された。
一部の生徒にだけ学校の試験問題を予め伝えていた高校教師に対して、学校側が解任処分を下すことは正当だという裁判所の判決が言い渡された。

 ソウル行政裁判所行政7部(部長判事チョ・ハンチャン)は17日、キム某氏が「教員請願審査委員会の決定を取り消してほしい」として教員請願委を相手に提起した訴訟で、原告敗訴の判決を下したことを明らかにした。

 木浦(モクポ)のある高等学校の数学教師キム氏は昨年6月27日、授業時間に自身が担当するBクラスの学生たちにのみ、EBS修能特講教材のうち30~40ページから試験問題が出題されることを予め教えた。

 この件で別のクラスの生徒と父母が学校及び教育庁に訴え、物議をかもした。学校側はキム氏の行為が生徒の成績に関わる不正として、懲戒理由に該当することから昨年9月、キム氏を解任した。

 これに対してキム氏は同年10月、教員請願審査委員会に「懲戒を取り消してほしい」と請願審査請求をしたが、棄却されると、訴訟を提起した。

 キム氏は裁判過程で「過ちの程度が重いとは言えず、故意の程度も弱い偶発的な行為」とし、「学校の裁量権範囲を超えた解任はとても重く違法だ」と主張した。

 裁判部はまず「高3の生徒にとって、1学期期末試験の数学の成績は大学進学などに大きな影響を及ぼしかねない」とし、「出題する教師としては、試験の公正性が毀損されないように高度な注意・誠実義務を果たさなければならない」とした。

 続けて「キム氏がこのような義務を怠り、不正を犯すことによって、Bクラスの生徒が他のクラスよりはるかに有利の上で試験を受けた」とし、「キム氏の不正により、試験の公正性が毀損された」と判断した。

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