【ソウル聯合ニュース】北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の韓国首席代表を務める外交部の黄浚局(ファン・ジュングク)朝鮮半島平和交渉本部長が同問題に関する中国側との意思疎通の強化のため、19~24日の日程で上海と北京を訪問する。外交部が16日発表した。黄氏の訪中は約2カ月ぶり。 黄氏は23日ごろ北京で中国側首席代表の武大偉朝鮮半島問題特別代表と会談する予定だ。また対外政策や朝鮮半島問題の専門家と会って意見を交換する。 先ごろ欧米など6カ国とイランが核問題で最終合意したことを受け、北朝鮮の核問題が再び注目を集めている時期の中国訪問とあり、関心が高まっている。 韓国政府が米国に対し、同問題解決のための明らかな意志を伝え、中国に対しても北朝鮮を対話のテーブルに引き出すためのより積極的な役割を求めなければならないとの声が挙がっている。 特に中国は9月3日に北京で開催される「抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利70周年」の記念行事に北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記を招待。また習近平国家主席が同じく9月に米国を訪問し、米中首脳会談を開催する予定だ。そのため黄氏は同問題解決のため、中国がより積極的な役割を果たすよう求める見通しだ。 外交部は「黄本部長は武大偉特別代表と会談し、最近の情勢変化や北の核問題の共同対応策に関する協議を行う予定」と説明した。 yugiri@yna.co.kr
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