【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が30日に発表した6月の企業景気実査指数によると、韓国製造業の景況判断指数(BSI)は66で、前月から7ポイント下がった。2カ月連続で低下した。 輸出の不振に加え、中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの感染拡大が打撃を与えた。6月のBSIは旅客船セウォル号沈没事故の影響が本格化し始めた昨年5月(79)と6月(77)を大きく下回り、リーマン・ショック後の2009年3月(56)以来、6年3カ月ぶりの低水準となった。 BSIは100を上回ると、景気を良いとみる企業が悪いとみる企業より多いことを意味し、100未満ならその逆となる。 企業類型ごとに見ると、大企業は前月の78から73に、中小企業も65から57に低下した。輸出型企業は67、内需型企業は66で、それぞれ7ポイントと6ポイント下がった。また、部門別のBSIでも売上高、採算性、資金繰りなどほとんどで指数が低下した。 製造業の7月の見通しBSIは67で、前月を9ポイント下回った。 非製造業の6月のBSIは65で、前月より11ポイント低く、製造業以上の落ち込みとなった。7月の見通しBSIも悲観的で、前月より12ポイント低い66にとどまった。 韓国銀行は「BSIを見る限り、MERSによる影響が昨年のセウォル号事故のショックより大きいことが分かった」と話した。非製造業では特に余暇サービス、宿泊、運輸、卸小売などの打撃が大きいと説明した。 一方、BSIと消費者心理指数(CCSI)を組み合わせた6月の経済心理指数(ESI)は88で、前月から10ポイント下がった。 mgk1202@yna.co.kr
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