2018 FIFAワールドカップ(ロシア)の本選進出をかけ、シュティーリケ号の本格的な航海が始まる。
2018 FIFAワールドカップ(ロシア)の本選進出をかけ、シュティーリケ号の本格的な航海が始まる。
2018 FIFAワールドカップ(ロシア)の本選進出をかけ、シュティーリケ号の本格的な航海が始まる。大韓民国サッカー代表は来る11日、マレーシアでアラブ首長国連邦(UAE)と強化試合をおこない、その後、16日にタイに場所を移して、ミャンマーとのアジア地域2次予選の初戦を迎える。

カク・テヒ の最新ニュースまとめ

 韓国代表は8日午前、坡州(パジュ)・サッカー代表チームトレーニングセンター(NFC)に招集された。選手たちと共にNFCに入ったウリ・シュティーリケ監督(60)は重要な日程を控えた覚悟を明らかにした。

 シュティーリケ監督はまず、残念な感情からあらわにした。キ・ソンヨン(26、スウォンジー・シティ)が軽い手術により除外され、ク・ジャチョル(26、マインツ)、パク・チュホ(28、マインツ)、キム・ボギョン(25、ウィガン・アスレティック)、チ・ドウォン(24、アウクスブルク)ら一部のヨーロッパ組は軍事訓練の関係で参加できない。さらに、週末のKリーグの試合ではDFキム・ギヒ(25、全北)とイム・チェミン(24、城南)が負傷するという事態が発生した。

 なお、キム・ギヒの代わりにチュ・セジョン(24、釜山)、イム・チェミンの代わりにイム・チャンウ(23、蔚山)が召集された。

 シュティーリケ監督は「多くの方が今回の試合は当然、我々が勝利すると予想している。負傷者が多く難しい状況ではあるが、克服し必ず勝たなければ」とし、「体力的・精神的に疲れている選手が多い。選手たちとはミーティングや練習を通して、状態を把握した後、プログラムを構成する」と伝えた。

 最大の関心事は、以前までシュティーリケ号の戦術的エースで中心的存在だったキ・ソンヨンの空白をどのように埋めるか、ということだ。

 シュティーリケ監督は「いま、誰がキ・ソンヨンの役割ができるか述べるのは難しい。練習を通して見る予定」としながらも、「ポジションは違うが、一番年上の兄貴カク・テヒ(33、アル・ヒラル)が精神的な主軸にならなければならない。カク・テヒは既に私と長時間を共にした。何を必要とするのかよく分かるだろう。オーストラリアでのアジアカップ時のチャ・ドゥリのように、チームの重心を取らなければならない」と強調した。

 最後に監督は「新しく加入した選手が多い。彼らには国家代表という場所がどんなものなのかを十分に感じてほしい。このチャンスを生かし、今後にも役立ててほしい」と激励し、「どのような試合であれ、勝利のために走るのは同じだが、現在の韓国の厳しい状況(MERS余波)を考えると、より気分の良い勝利でファンの力となる必要があるようだ」と力説した。

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