朴泰桓、禁止薬物であることを知っていたかに焦点… 法廷で「真実攻防」
朴泰桓、禁止薬物であることを知っていたかに焦点… 法廷で「真実攻防」
韓国の水泳国家代表選手、パク・テファン(朴泰桓、25)に対してドーピング禁止薬物を含んだ「ネビド(NEBIDO)」を注射した容疑がもたれているT病院の院長キム某氏に対する裁判で、パク・テファン側が「禁止薬物を含む詳細」を知っていたかについて焦点が当てられ、真実攻防が繰り広げられた。

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 ソウル中央地裁は4日におこなわれたキム院長に対する2回目の公判で、証人として出廷したパク・テファンのマネジャーとトレーナーは「マネジャーから受け取った処方箋に禁止薬物は含まれていなかった」と述べた。

 しかし、パク・テファン本人がマネジャーとトレーナーへ注射を打ったと話をしたり、T病院を数回訪問していた事実は伝えたことがない、と証言した。

 ドーピング薬物の投与当時、マネジャーとして勤務していたソン某氏は、この日法廷で「当時、キム院長が処方した薬物リストを確認したが、ビタミンと記載されており、ドーピング成分は含まれていなかった」とし、「写真を撮って、トレーナーにカカオトーク(スマートフォンのメッセージ送受信アプリ)で送信し、電話で確認を要請した」と陳述。また、「受け取った薬物リストには問題となっているネビド(NEBIDO)や男性ホルモンは含まれていなかった」と主張した。

 しかし、パク・テファンがマネジャーとトレーナーには伝えずに、自ら注射を打ちに(病院へ)通っていた状況も浮かび上がってきた。

 マネジャーのソン氏は「T病院が、経済力のある人物が通う病院というイメージがあり、(選手として)イメージを守らなければならない立場としては目立ってしまうから、行くなと忠告していた」とし、その後は自分(マネジャー)に話さずに病院へ行っていたようで、数回(病院を)訪れていたことはメディアの報道で知った」と語った。

 また「注射を打つという話をしていたため、ドーピング問題もあることだから、(注射は)やめろ、と言ったことがある」とし、「自身が忠告した後は、注射を打ったという話は聞いていない」と陳述した。

 一方、トレーナーも「当時、パク・テファンが私たちの知らないところで、(病院に)通っていたケースがあったようだ」とし、「パク・テファンが病院に通いながら、注射を打っていたとは知らなかった」と述べた。

 この他、マネジャーは「パク・テファンは血液検査の結果、男性ホルモン数値が相当低い方とわかり、筋肉がうまく生成されないという説明も聞いたが、その話をパク・テファンから聞いたことはあるか」というキム氏側からの質問に、「聞いたことはない」と明かした。

 なお、来月14日午後4時30分からの裁判では、再びパク・テファンを呼ぶことに決定している。


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