パリのソルボンヌ大で行われた採火=(聯合ニュース)
パリのソルボンヌ大で行われた採火=(聯合ニュース)
【光州聯合ニュース】今年7月に韓国南西部の光州市で開催されるユニバーシアード夏季大会の聖火リレーが18日からスタートした。同大会の組織委員会が明らかにした。 海外聖火は「学生スポーツ発祥の地」として知られるフランス・ソルボンヌ大で採火され、韓国内では来月2日に光州・無等山長佛峠で採火される。組織委は二つの聖火を合わせて韓国内で聖火リレーを行う予定だ。 大会スローガン「創造の光、未来の光」にふさわしく光をテーマにした聖火リレーになる。 ◇2万3600キロをめぐる「光の旅」 パリのソルボンヌ大で採火された聖火は次の大会開催地、台湾・台北を経由し1週間かけて韓国に運ばれる。 組織委は海外での聖火リレーで韓国伝統文化を紹介するパフォーマンスを披露するほか、開催都市となる光州をアピールする計画だ。 24日に海外聖火が仁川空港に到着し、これを記念するイベントが行われる。 韓国内の聖火採火は来月2日に行い、3日に光州市の文化広場で海外聖火と合流する。 韓国内の聖火リレーは来月4日に同市を出発し、22日間にわたり済州島を含む全国60カ所を回る。聖火ランナーは約3150人。 全国3700キロをめぐり、開会式が行われる7月3日にメーンスタジアムに到着。最終ランナーが点火する。  ◇北朝鮮での採火なるか 中朝国境地帯にある白頭山での採火など南北関連イベントの行方にも関心が集まる。 北朝鮮を経由した聖火リレーは2002年の釜山アジア大会の際、白頭山で採火され金剛山を経て非武装地帯(DMZ)に近い臨津閣で漢拏山(済州島)で採火された聖火と合流した前例がある。 今回白頭山で採火された聖火は02年と同様に臨津閣で、長佛峠で採火された聖火と合流することになっている。 光復(日本による植民地支配からの解放)70周年・南北共同宣言15周年民族共同行事準備委員会の韓国側は今月8日、大会の聖火を白頭山で採火し無等山までリレーすることで北朝鮮側と合意したと明らかにした。 韓国政府も北朝鮮を経由しての聖火リレーを承認しており、組織委は南北聖火リレーが実現するかどうかは北朝鮮にかかっているとみている。 同準備委員会の南北関係者は今月末ごろに北朝鮮の開城で面会するとされ、組織委は「良い結論が出ると期待している」と話した。 sjp@yna.co.kr
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