VOAはスイス政府が北朝鮮・平壌(ピョンヤン)に事務所があるスイス外務省傘下の開発協力庁(SDC)名義で今回の支援を決定したと伝えた。
今回支援された粉ミルクは6月末に北朝鮮へ到着し、国連世界食糧計画(WEP)を通じて「混合栄養強化食品(スーパーシリアル)」に加工され、主に子供や女性の北朝鮮住民に伝達される。
粉ミルクは現物で支援されWEPは北朝鮮内の自社工場でこれを活用してスーパーシリアルを作る。
スイスは毎年、北朝鮮の子供や妊婦の栄養不足解消のため、スーパーシリアル供給のための粉ミルクを現物で支援してきた。
WEPを通じて対北朝鮮栄養食品支援を現金ではなく現物で支援するのはスイスが唯一である。
スイス開発協力庁の報告書によると、昨年約90万人の北朝鮮住民が粉ミルク支援の恩恵を受けたとVOAは伝えた。
スイス開発協力庁は1995年から対北朝鮮支援事業を開始し、1997年平壌に常駐事務所を開設した。
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