【ソウル聯合ニュース】安倍晋三首相が夏に発表する戦後70年談話での歴史認識を確認できる最初の機会は、4月22~23日にインドネシアで開かれるアジア・アフリカ会議(バンドン会議)60周年記念会議になるとの観測が韓国政府内で出ている。 安倍首相はバンドン会議に出席する意向を示している。4月29日に米議会上下両院合同会議で行う演説が歴史認識を示す最初の機会とみられていたが、バンドン会議で演説することになれば1週間ほど早い。韓国政府内では、会議の開催地が日本に侵略された過去を持つインドネシアであることを踏まえると、どのような形であれ歴史問題への言及は避けられないとする見方が多い。 韓国政府は、安倍首相が米議会で演説する場合、正しい歴史認識を示す必要があるとの立場で、これを米国側にも伝えてある。米国も歴史問題に関しては韓国と同じ考えというのが韓国政府の判断だ。政府筋は31日、「バンドンであれワシントンであれ、われわれの立場は日本が歴史を直視すべきだということ」と話した。 一方、インドネシアは会議に韓国と北朝鮮の首脳も招いたが、ともに不参加の見通しだ。韓国は黄祐呂(ファン・ウヨ)社会副首相兼教育部長官が出席する方向。北朝鮮からは金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長が出席するとみられる。 mgk1202@yna.co.kr
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