27日に韓国がAIIB(アジアインフラ投資銀行)に参加することを決定したと中国に書簡で通知したことを韓国政府が明らかにした。(提供:news1)
27日に韓国がAIIB(アジアインフラ投資銀行)に参加することを決定したと中国に書簡で通知したことを韓国政府が明らかにした。(提供:news1)
27日に韓国がAIIB(アジアインフラ投資銀行)に参加することを決定したと中国に書簡で通知したことを韓国政府が明らかにした。

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 以下、発表文全文

 韓国政府は関係部署間の緊密な協議を経て、2015年3月27日に韓国がAIIB(アジアインフラ投資銀行)に創立加盟国として参加することを決定し、これを中国に通知します。

 今後、他の参加国に同意されれば、韓国も創立加盟国の地位を得られます。そして6月中に創立協定文交渉が完了すれば、これに署名した後、国会批准の手続きを経て創立加盟国として最終確定されます。

 AIIBは、これまで後進的なアジアの地域の継続的な成長と社会発展のためのインフラ投資を支援するために、新たに設立され多国間開発銀行です。

 ADB(アジア開発銀行)の調査によると、アジア地域のインフラ施設投資需要は2020年まで毎年、7300億ドルに達するとされています。しかしWB(世界銀行)、ADBなど既存の多国間開発銀行のこの地域に対する投資資金供給は、これに全く及ばないという実情です。

 従ってAIIBは、既存の他国開発銀行との相互補完関係の中にこの地域の不足した投資資金供給に力を注ぐことによって地域経済発展を先導し、地域内国家間の経済金融協力関係を強化するという趣旨で設立が推進されています。

 AIIBが今後、本格的に運営される場合、アジア地域に大型インフラ建設市場が開かれると予想されています。このような状況で韓国のAIIB参加決定により、建設・通信・交通などのインフラ事業に多くの経験を持つ韓国企業の事業参加が拡大されます。

 またAIIBは、我々が設立時から主要加盟国として参加することになる最初の国際金融機構です。我が国は国際社会で経済的地位にふさわしい積極的な役割を担う必要があり、AIIBは我々の金融外交領域を拡散できる重要な手段になります。

 これまで政府は、AIIBの支配構造やセーフガードなど国際的水準によって設計されなければならないという意見を主な友好国と共に積極的に表明しながら、中国側に設立案改善を継続的に要求してきました。最近、これに関して相当の進展がありました。

 政府は今後も主な友好国と緊密に協力しながら、AIIBが責任性・透明性・支配構造・負債の持続可能性などで既存の多国間開発銀行に合った高い水準の模範的基準を持てるようにすることによって、経済の発展に寄与するよう積極的な努力をしていくつもりです。

2015.3.27
韓国企画財政部


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