【ソウル聯合ニュース】韓国大統領府(青瓦台)の大統領秘書室長(閣僚級)に27日指名された情報機関・国家情報院の李丙ギ(イ・ビョンギ)院長は、聯合ニュースの取材に対し「厳しい状況で室長を務めることになり、責任が重い」と所感を語った。秘書室長は事実上、首相と並ぶ主要ポストだ。 いつ内定の通知を受けたのかとの質問には「何度も辞退した。厳しい状況だが、国のことを考えて(受諾した)」と答えた。 李氏は外交官出身で、1985年に政界入り。2007年に大統領選に向けたハンナラ党(現与党・セヌリ党)の党内選挙で朴氏の選挙対策副委員長を務め、12年の大統領選ではセヌリ党のシンクタンク、汝矣島研究所(現・汝矣島研究院)顧問に就くなど、朴氏の助言役を務めてきた。朴氏の信頼が厚く、現政権では初代駐日大使を務め、昨年6月に国家情報院長に起用された。 元外交官らしく日ごろから言動や身の処し方に慎重で、政務感覚に優れていると評される。 セヌリ党の金武星(キム・ムソン)代表、劉承ミン(ユ・スンミン)院内代表ら与党執行部とも付き合いが長く、与党内では政府と与党の関係をはじめ野党や北朝鮮との関係、外交までを取り仕切る国政掌握力に期待する声も出ている。 stomo@yna.co.kr
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