【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が27日に発表した2月の企業景気実査指数によると、韓国製造業の景況判断指数(BSI)は74で、前月から1ポイント上がった。 BSIは100を上回ると、景気を良いとみる企業が悪いとみる企業より多いことを意味し、100未満ならその逆となる。 製造業のBSIは昨年4月に82だったが、旅客船沈没事故の影響で5月に79に下がり、10カ月連続で70台にとどまっている。今月も改善したとはいえ、旅客船事故前の水準には程遠い。 ただ、製造業の3月の見通しBSIは82と、前月より9ポイント高い。来月の景気が年初より上向くとの期待が広がっていることを示す。韓国銀行の関係者によると、企業は年初に策定した経営計画を3月から本格的に実行するため、3~5月の景況感がほかの月に比べ高めになる傾向があると説明した。米国や欧州などの景気が先月より安定している点も影響を及ぼした。 2月の製造業BSIを企業類型ごとに見ると、中小企業と内需型企業の景況感が改善している。中小企業が前月の71から73に、内需型企業も73から75に、それぞれ2ポイント上昇した。その半面、大企業は76から75、輸出型企業は75から73に下がった。 非製造業のBSIは前月より1ポイント低い68だった。3月の見通しBSIは74と、前月から4ポイント上がった。 一方、BSIと消費者心理指数(CCSI)を組み合わせた2月の経済心理指数(ESI)は100で、前月から5ポイント上昇した。2012年5月(102)以来の高水準となった。 mgk1202@yna.co.kr
Copyright 2015(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0