スーパーで買い物をする消費者=(聯合ニュース)
スーパーで買い物をする消費者=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が27日に発表した1月の消費者動向調査の結果によると、経済状況に対する消費者の心理を総合的に示す消費者心理指数(CCSI)は102で、前月から1ポイント上昇した。CCSIは昨年9月の107から下落を続けていた。今回4カ月ぶりに上昇に転じたものの、同4月に発生した旅客船沈没事故の影響で下落した昨年5月の104より低い数値となった。 CCSIは消費者動向指数(CSI)の主要6指数から算出したもの。基準値100を超えると景気が上向くと見る人が多いことを意味し、100を下回るとその逆となる。 韓国銀行は、過去にも金融危機や貯蓄銀行の破綻など、大きな衝撃があった時は指数が3~4カ月連続で下落したと指摘。その上で、「新年を迎えた期待感や、3カ月連続下落に伴う反動などが作用して指数が上がったとみられる」と説明し、消費者心理が底を打ったかどうかについてはまだ判断するのが難しいとの見解を示した。  CCSIを構成する六つの主要CSIのうち、現在と比較した6か月後の景気見通しCSIは前月から5ポイント上昇した90を記録した。現在の景気判断CSIは71から74に、消費支出見通しCSIは106から107に、家計収入見通しCSIは100から101に上昇した。 一方、現在の暮らし向きCSI(89)は横ばい、暮らし向き見通しCSIは98から97に下落した。 また、今後1年の予想物価上昇率を示す期待インフレ率は前月と同じ2.6%だった。 そのほか、就職機会見通しCSIは83から86に、6カ月後の金利水準見通しCSIは90から92に、賃金水準見通しCSIは114から116に上昇した。  だが、家計(個人)負債見通しCSI(100)や、現在の家計貯蓄CSI(87)、住宅価格の見通しCSI(116)は変動がなかった。 yugiri@yna.co.kr
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