セウォル号事故に関して、ニュース番組のインタビューで「海洋警察が民間ダイバーの救助活動を阻止している」という内容をダイバーと偽って主張したホン・ガヘ氏(27)に対し、裁判所は無罪とした。(提供:news1)
セウォル号事故に関して、ニュース番組のインタビューで「海洋警察が民間ダイバーの救助活動を阻止している」という内容をダイバーと偽って主張したホン・ガヘ氏(27)に対し、裁判所は無罪とした。(提供:news1)
セウォル号事故に関して、ニュース番組のインタビューで「海洋警察が民間ダイバーの救助活動を阻止している」という内容をダイバーと偽って主張したホン・ガヘ氏(27)に対し、裁判所は無罪とした。

 光州(クァンジュ)地検木浦(モッポ)支部は、9日に開かれた判決公判で刑法上出版物による名誉毀損、情報通信網利用促進及び情報保護などに関する法律上の名誉毀損の容疑で起訴されたホン氏に無罪を言い渡した。

 裁判官は判決文で「被告人がペンモク港の現場で救助作業投入が制限されているという状況を確認してこれを知らせたことは、民官合同の救助作業が円滑に行われるようにするための行動だ」と説明。「被告のこのような行動の重要な動機ないし目的は、公共の利益のためだと言える」と続けた。

 また、罪刑法定主義の原則上、テレビでのインタビューは、出版物による名誉毀損罪が成立しないと判断した。

 しかし「今回の判決が被告人の行動を正当化したり、免罪符を与えたりすることではない。適切ではない面が多く、裁判の過程で被告人の態度は危険だった」と指摘した。

 ホン氏はセウォル号事故から4日目の昨年4月18日に、MBN「ニュース特報インタビュー」で「海洋警察が民間ダイバーの救助活動を阻止し、時間をつぶして行けと言った。他のダイバーが船内で生存者を確認し、声まで聞いていた」などと虚偽の発言をして、海洋警察などの名誉を毀損した容疑で起訴された。

 ホン氏のインタビュー後、海洋警察はホン氏の発言は事実ではないという内容の報道資料で反論した。民間ダイバーの資格を所持していないホン氏を民間ダイバーとしてインタビューに出演させたことをMBNは公式謝罪した。

 ホン氏は昨年4月23日に拘束された後、7月31日に保釈され、書類送検の状態で裁判を受けてきた。検察は結審で懲役1年6か月を求刑していた。

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