【ソウル聯合ニュース】乗務員のナッツの出し方に激怒し、離陸準備中の旅客機を引き返させ機内サービスの責任者を降ろしたとして、航空保安法違反などの疑いで30日に逮捕された大韓航空の趙顕娥(チョ・ヒョンア)前副社長が、ソウル南部拘置所でほかの被収容者とともに初日の夜を過ごしたようだ。 拘置所の関係者らが31日に伝えたところによると、趙氏は新入りの被収容者が拘置所に適応するため4~5人で集団生活を送る部屋に入れられた。ここで4~5日ほど拘置所生活全般について教育を受け、適応期間を経た後、個室に入るか定員4~5人の大部屋に入るかが決定されるという。 拘置所の関係者は「原則に従って対処する。財閥家の子女だからといって特別待遇はしない方針だ」と話している。 一方、検察は同日、趙氏と、証拠隠滅などの疑いで逮捕された同社常務の取り調べを行わず、捜査記録と証拠資料の再検討に専念する計画だ。 検察は起訴までに、二人が事件の証拠隠滅の指示・報告をやりとりしたかどうかを明らかにする考えだ。 また、趙氏は責任者を機内から降ろした際、旅客機が滑走路を走行していたことを知らなかったと供述し、航空保安法上の航空機航路変更容疑を否認し続けていることから、この部分について容疑の立証に注力する。 stomo@yna.co.kr
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