【ソウル聯合ニュース】北朝鮮は31日、韓国が提案した南北当局間の協議に対する立場を明らかにしないまま、今年の南北関係の行き詰まりは韓国の責任だとして対北朝鮮政策の転換を迫った。 北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は同日付の論評で、「北南(南北)関係を破局状態に追い込んだ張本人はほかでもない南朝鮮(韓国)のかいらいどもだ」と主張。その上で「南朝鮮当局は時代錯誤的な対決政策を撤回すべきだ」とした。 また、韓国民間団体による北朝鮮非難のビラ散布や韓米合同軍事演習、北朝鮮の人権問題改善を求める圧力などを「反共和国対決策動」の事例として挙げ、強く反発した。 北朝鮮のこうした主張は、韓国政府の対話提案に答える前に南北関係改善のための「ムードづくり」を強調し、南北関係の改善を望む韓国の本気度を試しているものとみられる。 一方、同紙は韓国旅客船セウォル号沈没事故や朴槿恵(パク・クネ)大統領の元側近による国政介入疑惑、憲法裁判所による左派少数野党・統合進歩党解散決定など韓国国内の今年の事件を列挙し、批判のトーンを強めた。 sjp@yna.co.kr
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