ダウムカカオのイ・ソクウ(李碩祐)共同代表は10日午後8時30分ごろ、大田(テジョン)地方検察庁に出頭した。(提供:news1)
ダウムカカオのイ・ソクウ(李碩祐)共同代表は10日午後8時30分ごろ、大田(テジョン)地方検察庁に出頭した。(提供:news1)
ダウムカカオのイ・ソクウ(李碩祐)共同代表は10日午後8時30分ごろ、大田(テジョン)地方検察庁に出頭した。これにより先月参考人として取り調べを受けたイ代表は、1か月で被疑者として召喚され調査を受けることになった。

 午後7時ごろ、召喚調査を受ける予定だったイ代表は、交通渋滞などの理由で1時間30分遅れて到着した。イ代表は調査前に取材陣に対し、「誠実に調査に臨む」と短く答えて調査室へ入っていった。

 30分ほどで調査を終えて出てきたイ代表は「きちんと調査を受けてきた」と短いコメントを残した。今回の調査では、イ代表にカカオグループ内の児童ポルノ拡散防止対策を行わなかったのかなどを確認すると伝えられている。また参考人調査で、イ代表が大部分の容疑について認めており、この日の調査はあまり時間が掛からなかったと警察は説明している。

 警察によると、イ代表はカカオグループを通じて流布された児童・青少年ポルノについてモニタリングや転送を防ぐための処置を取らなかった容疑で召喚したという。

 児童・青少年の性保護に関する法律第17条1項では、発見された児童・青少年ポルノをすぐに削除し、転送を防止・中断する技術的な処置を取らない「オンラインサービス提供者」は3年以下の懲役、2000万ウォン以下の罰金に処すると規定されている。

 大田警察は、ことし8月にカカオグループを通じて児童ポルノを共有した容疑(青少年性保護法違反)でチョン氏(20)を捜査し、カカオグループに対する捜査も並行してきたと明らかにした。

 捜査過程で20ほどのポルノを流布・共有したカカオグループを摘発し、動画1800個、画像数万枚が入ったサーバーも確保したと伝えられている。警察は捜査結果をもとに8~9月にカカオグループの関連チーム長ら関係者を調査してきて、10月に召喚を通告した。

 警察関係者は「1万名以上の多数の会員が利用し、そのうち84%が青少年だったにもかかわらず、適切な処置を取らなかった。その気になればモニタリングやフィルタリングなどの対策を取ることができたはずだ」と述べた。

 警察はこれまでに確保した証拠と今回の陳述内容をもとに来週初め、事件を検察に送致する方針。


Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 0