【ソウル聯合ニュース】韓国法務部の出入国・外国人政策本部が発表した月報によると、今年1~10月までの難民申請者は計2176人と集計された。1994年に統計を取り始めてから、年間の難民申請者数は初めて2000人を超えた。 同部は、昨年7月1日に難民法が制定・施行されたことで、申請者が大きく増加したと説明した。 難民法は難民申請者の手続きをめぐる権利保障や難民に対する処遇改善などを骨子としている。韓国は「難民の地位に関する条約」に加盟しているアジア諸国の中で、最初に同法を制定・施行した。 今年の難民申請者の主要出身国は、エジプト(416人)、パキスタン(285人)、中国(208人)、ナイジェリア(170人)、シリア(156人)などとなっている。 今年、難民として認定されたのは61人、人道的配慮により滞在を許可されたのは491人、不認定が1400人、撤回が297人。 難民申請は毎年増加傾向にあるが、難民と認定されたのは2012年が60人、昨年は57人と毎年同水準を維持している。 ただ、人道的配慮による滞在許可は昨年の6人から今年は491人へと急増した。 sjp@yna.co.kr
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