ダウムカカオのイ・ソクウ代表(提供:news1)
ダウムカカオのイ・ソクウ代表(提供:news1)
ダウムカカオは17日、モバイルメッセンジャー「カカオトーク」に対する“傍受令状に応じない”という報道に続き、Eメール傍受令状の拒否報道について「事実ではない。これまで長い間、Eメール傍受令状に協力してきた」と公式立場を明らかにした。

 ダウムカカオは、公式ブログを通じて「先週、ダウムカカオがメッセンジャーだけでなくEメールまでも傍受令状に応じないという報道があったが、これは事実ではない」とし「ダウムメールを含む韓国国内の主要メールサービスは、長い間共通して傍受令状に協力してきた」と説明した。

 続けて「Eメールも貴重なプライバシーの領域のため、他の事業者とともに法制度改善法案を模索していくことが望ましいと思う」と述べた。最近、国家情報院が仁川(インチョン)地検公安部を経て裁判所から発付されたスパイ容疑者に対するEメール傍受令状に、ダウムカカオが拒否したと伝えられて論争となり、公式立場を明らかにした。

 しかしダウムカカオは「10月7日以降、カカオトークに対する傍受令状執行には変わらず応じないでいる」と主張した。会社側は「韓国の企業として法を守りながらも、プライバシーを優先する政策を実施しようとしているのだ」とし、「適法の令状を拒否しようという意味ではなく、リアルタイムで提供しなければならない傍受要件を満たすことができない現実から、続けて協力することが大きな侵害論争を呼び起こしており、中断したのだ」と説明した。

 またダウムカカオは利用者のプライバシー強化のため、様々な努力をしていることを明らかにした。年内にはトークを暗号化する秘密トークの「プライバシーモード」を導入し、遅くとも来年初めには情報提供の詳細が盛られた「透明性のある報告書」を公開する方針だ。

 先月、代表理事を責任者として法務と政策、個人情報保護の担当者が集まった「プライバシータスクフォース」を作り、外部の専門家によって構成された「情報保護委員会」も年内に発足する計画だと説明した。

 最後にダウムカカオは「プライバシーの侵害を心配する利用者の不安も洗い出しながら、正当な捜査の支障を心配する利用者の心配も減らすことのできる道が何なのか、絶えず考えていくつもりだ」と利用者に訴えた。


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