記者会見で謝罪する韓国教育課程評価院の金成勳(キム・ソンフン)院長=31日、ソウル(聯合ニュース)
記者会見で謝罪する韓国教育課程評価院の金成勳(キム・ソンフン)院長=31日、ソウル(聯合ニュース)
【世宗聯合ニュース】韓国の教育当局は昨年行われた大学修学能力試験(日本のセンター試験に相当)の地理で出題された問題に誤りがあったことを正式に認め、誤答とされた受験生の救済を決めた。 教育部と韓国教育課程評価院は31日、記者会見を行い、2014年度大学修学能力試験の世界地理問題8番に対する高等法院(高裁)の判決について上告しないとの立場を明らかにした上で、受験生と保護者に謝罪した。 ソウル高等法院は今月16日、問題に誤りがあるとして受験生が同評価院を訴えた訴訟で、原告の主張を認める判決を下した。 これを受け、世界地理の問題8番は全員が正解となり、試験の点数が再計算される。誤答とされ志願した大学に不合格となった受験生が合格となる可能性が出てきた。 1994年に同試験制度が導入されてから、問題の誤りが裁判所で認められ、すでに終わっている試験の結果が変わるのは今回が初めて。 教育部は救済の対象となる受験生のため、国会と協議し特別法の制定を推進する。 この問題を誤答とされた受験生は1万8884人で、うち4800人余りの点数が変わる可能性がある。 sjp@yna.co.kr
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