去る4日、仁川で接触した南北が前例のない水準の高官級会談を通して協議された第2回高官級協議の成功自体が危機に陥った、との見方も提起されている
去る4日、仁川で接触した南北が前例のない水準の高官級会談を通して協議された第2回高官級協議の成功自体が危機に陥った、との見方も提起されている
南北が第2回高官級協議の開催をめぐり、”綱引き”を続けている。

 去る4日、仁川で接触した南北が前例のない水準の高官級会談を通して協議された第2回高官級協議の成功自体が危機に陥った、との見方も提起されている。

 北朝鮮は去る29日、韓国側が去る13日に提案した第2回高官級協議の開催案を事実上、拒否した。

 両者は、この日まで同案件をめぐり神経戦を繰り広げ、言葉だけのやり取りで、結局は接触さえ実現できなかった。

 南北が平行線の対立を続ける最大の表面的理由は、対北ビラ散布問題。北朝鮮は、同問題を韓国側が当局次元で阻止する前向きな態度を示すことを要求していた。

 反面、韓国政府としては「ビラ散布問題に政府は関与しておらず、民間団体の自律活動を阻止することはできない」という立場を固守している状況だ。

 現在のところ、南北が該当問題に対して接点を見つけるのは難しいとみられている。

 韓国側が去る28日、「高官級協議に対する立場を明かしてほしい」と圧迫すると、翌29日「南側(韓国)は対話に出るか、ビラ散布にしがみつくか、責任をもって選択せよ」と対抗姿勢を見せた。

 ひとまず、南北が去る4日に協議した高官級接触の起源は11月10日頃とされる。この時点まで両者が接点を見つけることができなければ、両者は対話失敗の責任攻防を繰り広げ、さらに平行線の一途をたどる可能性が高い。

 ヤン・ムジン北朝鮮大学院大教授は「年内の高官級接触の開催は、非情に厳しいだろう」とし、「対北ビラ散布問題をめぐり、南北間の価値が衝突し、立場の変化がない状況では、南北対話の可能性は低いとみている」と展望した。

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