北朝鮮兵(資料写真)=(聯合ニュース)
北朝鮮兵(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国政府当局が、北朝鮮の男性の徴兵期間が1年延長され、女性も兵役義務を課されるとの情報を入手し、事実確認に動いていることが分かった。 政府筋は26日、「北が軍服務制度を改編したという話が最近、脱北者(北朝鮮脱出住民)の間で広がっている」と明らかにした。男性の兵役期間を10年から11年に1年延長し、女性については兵役義務を導入するという内容だ。女性はこれまで希望者に限り7年の兵役に就かせていたのを、中学卒業者を全員徴兵対象に分類しているという話もあるという。 北朝鮮でこうした軍服務制度の改編があったのか、韓国の関係当局が現在確認中だとした。 女性が徴兵制になった場合の期間は明らかでないが、従来の志願制と同じ7年、または8年とされるとの見方もあるようだ。 北朝鮮は2003年の軍事服務法により徴兵制に変更し、男性の兵役期間を従来の13年から10年に、志願制の女性も10年から7年に、それぞれ3年短縮した。ただ、特殊部隊など一部で男性の兵役期間は13年に据え置かれた。徴兵制を施行している国の中では最も長い。 同筋は、北朝鮮では1990年代の「苦難の行軍」と呼ばれる食糧難で死亡する乳児が急増し、兵力が不足していると話す。徴兵期間があまりにも長いため、北朝鮮社会では兵役忌避の風潮がまん延しているという。 また、出産を避ける現象もみられ、出生率が低下している。脱北者の増加で国境警備の強化が必要となっていることも、兵力不足の一因とした。 韓国政府当局は、北朝鮮軍の今年の入隊者が最大で5万人ほど不足すると判断しているようだ。 別の消息筋は「兵役期間が延びる場合、現在兵役中の兵士も期間が延長され、士気が低下すると予想される」と話した。また、経済部門の労働力も減るなど、社会全般に影響が及ぶとの見方を示した。 mgk1202@yna.co.kr
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