閑散としたソウル市内の市場=(聯合ニュース)
閑散としたソウル市内の市場=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が26日に発表した9月の消費者動向調査の結果によると、経済状況に対する消費者の心理を総合的に示す消費者心理指数(CCSI)は前月と同じ107だった。 CCSIは消費者動向指数(CSI)の主要6指数から算出したもの。基準値100を超えると景気が上向くと見る人が多いことを意味し、100を下回るとその逆となる。 2~4月に108を維持した後、4月に発生した旅客船沈没事故の影響で5月は105に下がった。6月は107に改善したが、7月は再び105に後退。前月は政府が景気てこ入れへ強い意志を示す各種政策を発表し、韓国銀行も政策金利の引き下げに踏み切ったことから、107に反転した。しかし、その効果は期待したほど続かなかったようだ。上向くかと思われた消費者心理は停滞し、旅客船事故前の水準に回復していない。 ただ、景気に対する見方は明るさがある。CSIを構成する主要項目のうち、6カ月前と比較した現在の景気判断CSIが83と、前月に比べ2ポイント上がった。 家計収入の見通しCSIは101から102に、消費支出の見通しCSIも109から110に上がった。家計収入が増え消費が活発になるとの期待感が高まったことを意味する。 問題は6カ月後の景気見通しだ。同見通しCSIは100から97に下落し、消費者心理指数の上昇を抑えることになった。 韓国銀行の関係者は「景気てこ入れ策の効果が目に見えてこそ、消費者心理が上向く。景気活性化法案の国会通過がずれこんでいることが、景気見通しCSIを押し下げたとみられる」と説明した。 一方、住宅価格の見通しCSIは124と昨年1月以降で最も高い。7月に比べると11ポイントの上昇で、不動産景気改善への期待が膨らんでいることが分かる。 家計(個人)負債CSIは104から105に、家計(個人)負債見通しCSIも99から101に上がり、年初来の高水準となった。 今後1年の予想物価上昇率を示す期待インフレ率は2.8%で、5カ月連続横ばいだった。 mgk1202@yna.co.kr
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