協約締結後、握手を交わす李知事(左)と上田社長(全羅南道提供)=24日、務安(聯合ニュース)
協約締結後、握手を交わす李知事(左)と上田社長(全羅南道提供)=24日、務安(聯合ニュース)
【務安聯合ニュース】化学品メーカーの住友精化(大阪市)の上田雄介社長と、訪日中の韓国南西部、全羅南道の李洛淵(イ・ナクヨン)知事は24日、東京都内のホテルで投資協約を締結した。全羅南道側が同日発表した。 住友精化は全羅南道・麗水市の麗水国家産業団地に高吸収性樹脂製造工場を2015年までに設立する計画だ。 同社が麗水産業団地に工場を建設すれば、生産原料を同団地内で確保することができ、物流費用を削減できる。全羅南道にとっては、輸出の増加と雇用の創出により、地域経済の活性化につながるものとみられる。 全羅南道側は、同社が日本国内での生産だけではリスク分散が難しいため、海外工場建設地の候補を検討しているという情報を入手し、投資交渉を積極的に行っていたが、李知事の日本訪問を機に投資協約の締結に至った。  李知事は投資に関心を持つ企業のトップ20人余りを招待し、全羅南道への投資誘致条件を紹介するなど、積極的な活動を行った。 李知事は「報道機関在職中に東京特派員として過ごし、国会議員時代には韓日議員連盟幹事長、首席副会長を務めていた経験があり、日本の企業家の考え方を誰よりよく理解している」と強調。「知日派」の道知事を信頼し、安心して投資してほしいと述べた。 yugiri@yna.co.kr
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