北朝鮮国家体育指導委員長に崔竜海氏　張成沢氏の後任

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が「スポーツ強国の建設」を主導する国家体育指導委員長に、崔竜海（チェ・リョンヘ）朝鮮労働党書記を任命したことが確認された。
　朝鮮中央通信は24日、サッカーのU－16（16歳以下）アジア選手権で韓国を破り優勝した北朝鮮代表が前日平壌に到着したニュースを伝えながら、出迎えた崔氏を「国家体育指導委員会の委員長」と呼んだ。
　国家体育指導委員会は、金正恩（キム・ジョンウン）第1書記の体制がスタートした2012年に新設され、張成沢（チャン・ソンテク）元国防副委員長を初代委員長に、体育分野への支援強化やスポーツの普及などに努めてきた。しかし、張氏は昨年12月に処刑された。その後任が公にされるのはこれが初めて。
　崔氏は今年5月に要職の朝鮮人民軍総政治局長を解任されたが、金正恩体制で依然として重要な役割を果たしているようだ。