今総会に韓国の中堅企業、ユービークウォスが有線ネットワーク装備を、サムスン電子が無線ネットワーク装備をそれぞれ供給。外国企業が独占していた大型国際会議のネットワーク装備市場に挑む。
総会の準備を指揮する韓国未来創造科学部などによると、ユービークウォスは現在使われているインターネットより速度が約10倍速いギガインターネット(1Gbps)級の有線ネットワークを納品する。これは同社が独自開発した装備。
また、サムスン電子は無線インターネット・アクセスポイント、356台と制御・運営管理・セキュリティー管理システム一式を供給する。サムスンは2012年の無線インターネット事業進出からわずか2年で世界進出の好機を得た。
ITUの今総会を含め、参加者が2000人を超える大規模国際会議で韓国のネットワーク装備が採用されるのは今回が初めて。
業界は米国のシスコシステムズとアルバネットワークスの2社が占めるネットワーク装備市場での新たな動きとして注目している。
業界関係者は「2000人以上が同時にアクセスする場合、有・無線インターネットを使用するには高度な技術が求められる」と話した。その上で「韓国のネットワーク装備技術が世界的なレベルに成長したことを全世界に印象付ける機会になる」と説明した。
今総会では超高速有・無線インターネットを活用し、初めて紙を使わない会議を実現することを目指しておりネットワーク装備の性能が総会成功の鍵を握る。
総会の韓国製ネットワーク装備の採用は、政府レベルで積極的に推進してきた。自他共に認める「IT強国」が自国で開く大規模会議に、外国製装備を活用することが果たして適切なのか、一種のプライドも働いた。
ITU側も韓国製ネットワークの活用は「慣例」を破ることになるため、当初は良い反応を示さなかったものの、4回にわたる技術テストで韓国製の性能が決して劣るものではないということを確認し導入を受け入れたとされる。
未来創造科学部関係者は「総会が成功すれば韓国のネットワーク装備の品質と技術力が認められることになる」と話した。また、「この機会を生かし韓国ネットワーク装備業界が海外市場に進出し、2強の強力なライバルになる時代が来る」と強調した。
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