【仁川聯合ニュース】第17回アジア競技大会がきょう19日、韓国・仁川で開幕する。全36競技の入場券販売率が20%台前半にとどまる一方で、すでに売り切れたか、完売間近の競技も少なくない。
 大会組織委員会と仁川市によると、計320万枚の競技入場券の販売率は17日時点で20.2%と集計された。販売が低調なのは、一度に数万人を収容するサッカーと陸上、野球の販売が伸び悩んでいるため。この3競技で入場券全体の75%を占める。しかし、サッカーと野球は韓国代表の試合が売り切れに近いものの、それ以外の試合への関心が低く、サッカーの販売率はわずか9%、野球が25%、陸上も12%にとどまる。
 一方、それ以外の競技の入場券販売は比較的好調だ。ゴルフと射撃、バドミントンの入場券は完売した。韓国のエース、朴泰桓(パク・テファン)が出場する競泳、孫延在(ソン・ヨンジェ)が出場する新体操のチケットも売り切れた。
 アーチェリーとハンドボール、柔道も80%以上の売れ行きとなっている。バスケットボールやバレーボールも韓国代表の試合のチケットは入手が難しい。
 組織委の関係者は「自国選手の試合に開催国のファンの関心が集中するのはどの大会も同じだが、注目度の低い競技や他国の試合も直接観戦すれば、それが大会の成功につながる」と、市民に観戦を呼びかけた。

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