【ソウル聯合ニュース】アラブ首長国連邦(UAE)に派遣されていた北朝鮮の労働者5人が、建設現場の事故で死亡していたことが17日、分かった。
 米国の海外向け放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、6日付の現地英字紙「ガルフ・トゥデイ」はアブダビ郊外アルアインの電力網設置工事の現場で3日、セメントの壁が崩れ、5人のアジア人労働者が死亡したと報じた。壁の下敷きになった労働者のうち、3人が現場で死亡、2人は搬送先の病院で亡くなった。
 VOAは現地筋の話として、死者5人はいずれも北朝鮮の首都建設事業所に所属する労働者で、遺体は16日(現地時間)に高麗航空でクウェートから北朝鮮に向け出発したと伝えた。
 北朝鮮は外貨を稼ぐため、主に建設労働者を中東に派遣してきた。派遣数は昨年時点でUAEが約1000人、カタールが約2000人、クウェートが約4000人、リビアが約250人とされる。


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