米国の海外向け放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、6日付の現地英字紙「ガルフ・トゥデイ」はアブダビ郊外アルアインの電力網設置工事の現場で3日、セメントの壁が崩れ、5人のアジア人労働者が死亡したと報じた。壁の下敷きになった労働者のうち、3人が現場で死亡、2人は搬送先の病院で亡くなった。
VOAは現地筋の話として、死者5人はいずれも北朝鮮の首都建設事業所に所属する労働者で、遺体は16日(現地時間)に高麗航空でクウェートから北朝鮮に向け出発したと伝えた。
北朝鮮は外貨を稼ぐため、主に建設労働者を中東に派遣してきた。派遣数は昨年時点でUAEが約1000人、カタールが約2000人、クウェートが約4000人、リビアが約250人とされる。
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