【ソウル聯合ニュース】韓国・仁川で19日に開幕するアジア大会に出場する選手団と共に韓国入りした北朝鮮の記者団がメディア村に入った。
 11日夜、仁川国際空港に到着した北朝鮮選手団の先発隊94人のうち、記者11人は選手村近くのメディア村にチェックインした。
 記者団は男性10人、女性1人。メディア村の警備スタッフの案内を受け、メディア村の高層部にある宿泊所で初日をすごした。
 北朝鮮が韓国に選手団を派遣した2002年の釜山アジア大会と03年の大邱ユニバーシアードの際はメディア村がなく、韓国で北朝鮮の記者団がメディア村に宿泊するのは初めてとなる。
 北朝鮮の記者団は12日午前、公式ウエア姿で警備スタッフの案内を受けながらメディア村の施設を見学し、村内の食堂で朝食を取った。カメラを持った記者1人は建物や記者団の様子を撮り続けた。
 仁川空港に到着した北朝鮮選手団が出迎え客に笑顔を見せながら手を振っていたように、記者団も落ち着いた様子を見せた。別行動をし、素っ気なかった以前とは異なり、今回は食堂のテーブルに自由に座り、外国の記者の間に溶け込んだ。
 食事後はコーヒーを飲むなどしてリラックスし、たばこを吸いながら案内スタッフと笑顔で歓談する場面もあった。
 メディア村関係者は「これから北の記者団がもっと入ってくる。大会期間の最後までメディア村に泊まるようだ」と話した。


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