【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が右足に続き、最近左足を悪くしたようだ。
 朝鮮中央テレビが9日、7~8月に金第1書記が産業現場を視察したりスポーツを観戦したりする姿を収めた約1時間20分の記録映画を放送した。その中で金第1書記は、8月末の日用品工場の視察で左足を引きずる様子を見せている。杖を使ったり誰かに脇を支えられたりはしていないが、左足をしっかりと踏み出せず引きずっており、体のバランスが右に傾いている。階段を上り下りする時はさらに歩きづらそうだった。なお、朝鮮労働党機関紙は8月31日にこの視察を報じている。
 金第1書記は7月8日、金日成(キム・イルソン)主席の死去20年の追悼大会で右足を引きずるしぐさを見せた。これに対し、単なるねんざから健康異常説まで、さまざまな憶測が飛び交った。
 しかし、今回の記録映画をみると、科学者の保養所建設現場の視察では、舗装されていない道を歩いたり身軽く階段を上り下りする姿が確認できる。右足はほぼ回復しているようだ。この視察は8月18日に報じられたもので、それから月末までの間に左足に何らかの問題が生じたとみられる。右足をずっと引きずっていたために、反対側の足に負担がかかり痛めたのではないかとの見方が出ている。

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