【ワシントン聯合ニュース】米国務省のハーフ副報道官は10日(現地時間)の記者会見で、今月下旬の国連総会に出席するため訪米予定の李洙ヨン(リ・スヨン)北朝鮮外相と接触する計画があるかを問われ、「米国の当局者が北朝鮮の当局者と会う計画はない」と答えた。
 国連総会には韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官も出席する。しかし、ある韓国外交筋は「李外相は人権や核などに関する北朝鮮の立場を代弁することに重点を置くとみられる」としながら、韓国政府側と接触する計画はないようだと話した。
 ただ、李外相が国連総会の会場で、尹長官やケリー米国務長官とあいさつ、あるいは握手を交わすなどの可能性はあるとみられている。
 李外相は今月下旬の国連総会に合わせ、北朝鮮訪問団を率いてニューヨークを訪れる予定だ。北朝鮮外相が国連総会出席のため訪米するのは、1999年の白南淳(ペク・ナムスン)外相(当時)以来、15年ぶり。北朝鮮外相が国連総会に出席した場合、通常は中国やロシアなどと2国間接触を行う。


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