同施設は慰安婦問題の解決を目指す市民団体「韓国挺身隊問題対策協議会」が運営している。
趙次官は慰安婦被害者の金福童(キム・ボクドン)さんと面会した席で、「おばあさんたちが努力してきたことを基に日本と交渉し、おばあさんたちが満足できる結果を得られるよう、使命感を持って一生懸命に取り組む」と述べた。
金さんは「(朴槿恵大統領が)安倍(首相)にはっきりと(慰安婦問題について)話すのを一度も見たことがない」などと政府を叱咤(しった)した。
これに対し、趙次官は「慰安婦問題が上手く解決に向かえば、大統領が安倍首相と会って話をするだろう。安倍首相はしきりに会うと言っているが、ただ会うだけでは何にもならない。おばあさんたちに良い結果が出てこそ会うことになるので、その準備を一生懸命している」と答えた。
趙次官は金さんとの面会後、記者団に対し「(慰安婦被害者が)生きているうちに日本に心から謝罪させなければならないと言われた。早いうちに結果を出せという要請があった」と伝えた。
また、韓日が今月中の開催に向け日程を調整している4回目の局長級協議については「妥結を目標により本格的な協議ができるよう、特に日本側がもっと努力すべきだというのが韓国の要求だ」と述べた。
4回目の協議は慰安婦問題の解決に向けた日本の意志を測る場になるとみられるが、日本はまだ具体的な解決策を提示していないとされる。
このため、当初は先月に開催を予定していた4回目協議の日程もまだ確定しておらず、開催は秋夕(中秋節、今年は9月8日)連休以降になると見込まれている。
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