【ソウル聯合ニュース】米政府系放送局のラジオ自由アジア(RFA)は29日、北朝鮮・平壌の高麗ホテルと羊角島国際ホテルのファクス使用料が非常に高く、外国人から不満の声が出ていると報じた。
 先ごろ羊角島国際ホテルに泊まった米国人は、RFAのインタビューで「ロビーの通信センターからファクス1枚を送るのに7ドル(約730円)ほどかかった。米国の最高級ホテルの通信サービス料よりもはるかに高い」と不平を漏らした。
 このため、平壌の外国人は大同江区域にある国連機関の事務所や外国大使館まで赴き、ファクスを使っているという。
 北朝鮮で外国人のファクス使用料が高いのは今に始まったことではない。大韓貿易投資振興公社(KOTRA)が2000年に発刊した北朝鮮出張案内書によると、当時、平壌のホテルからファクス1枚を韓国に送る料金は4.5ドルで、1枚追加するごとに3.5ドルかかった。
 これほどファクス使用料が高いのは、外貨を稼ぐのが一番の目的とみられる。また、閉鎖的な社会のため、外部と連絡を取る手段はほかのものに比べ高い料金を設定しているようだ。
 RFAによると、平壌では外国人の携帯電話料金も高く、米国への通話は1分当たり6.65ドルもかかるという。

Copyright 2014(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0