【ソウル聯合ニュース】来月19日に韓国・仁川で開幕するアジア競技大会への北朝鮮選手団の派遣準備などをめぐり、韓国と北朝鮮は26日、書面協議を開始した。
 韓国統一部当局者は同日、「北が送付してきた文書に対する返信を今日、(軍事境界線のある)板門店の南北連絡官を通じて送付した」と明らかにした。
 北朝鮮は今月22日、アジア大会に選手150人を含む273人を派遣すると韓国側に通知するとともに、選手団派遣をめぐる実務問題は文書の交換を通じて協議することを提案。韓国政府もこの提案を受け入れた。
 韓国政府は返信文書で北朝鮮の273人の選手団を受け入れ、北朝鮮が提案した通り実務問題を書面でやり取りすることに同意すると伝えたもよう。
 同当局者は北朝鮮選手団の移動手段について、「従来の慣例に従って(黄海上を通る)空路でも問題はない」との考えを示した。
 また、「北の選手団が競技に臨む際に支障がないよう必要な支援を提供するという立場から該当事項を検討する」と述べ、一部費用支援の可能性を示唆した。
 双方は今後も書面でのやり取りを通じ実務協議を重ねていく見通しだ。
 韓国と北朝鮮は先月、北朝鮮選手団と応援団の参加問題を話し合う実務協議を行ったが、北朝鮮の一方的な決裂宣言で終了した。 

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