【ソウル聯合ニュース】来月19日に韓国・仁川で開幕するアジア競技大会への北朝鮮選手団の派遣準備などをめぐり、韓国と北朝鮮の協議が近く始まる見通しだ。
 韓国政府関係者は24日、同問題に関連し北朝鮮が送付してきた文書に対する韓国側の立場を今週初めに送付すると明らかにした。
 北朝鮮は22日、アジア大会に選手150人を含む273人を派遣すると韓国側に通知すると同時に、選手団派遣をめぐる実務問題は文書の交換を通じて協議することを提案した。韓国政府もこの提案を受け入れている。
 このため大会組織委員会と北朝鮮オリンピック委員会は軍事境界線のある板門店の南北連絡官を通じて文書を交換し、選手団の移動や宿泊、滞在費用などについて協議する予定。北朝鮮は応援団の派遣については言及しなかったが、応援団の規模などについても書面で協議するとみられる。
 韓国と北朝鮮は先月、北朝鮮選手団と応援団の参加問題を話し合う実務協議を行ったが、北朝鮮の一方的な決裂宣言で終了した。
 韓国政府関係者は滞在費用支援について「国際慣例も重要だが、南北間の慣例、南北関係の状況などを考慮すべき」とした上で、「必須の費用を中心に支援が可能とみている」と柔軟な姿勢を示した。

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