韓国政府筋は「きょう午前4時ごろ、50代と20代の男性2人が喬桐島に泳いできているところを海兵隊の哨兵たちが発見した」と伝えた。男性らは「助けて。亡命したい」と意思を明らかにしたという。
喬桐島から最も近い北朝鮮の海岸までは2.5キロしか離れていない。
韓国政府の関係機関は海兵隊から2人の身柄を引き取り、身元や越境した経緯などを調べている。北朝鮮の住民であることや亡命の意思が確認されると、北朝鮮脱出住民(脱北者)の定着支援施設「ハナ院」に移される。
今年に入り、北朝鮮住民の亡命が相次いでいる。先月3日には男性1人が木造船で黄海の白ニョン島に渡り、亡命を要請した。5~6月は東海の鬱陵島付近で漁民計9人が救助されたが、うち3人は亡命し、6人は本人の意思によって北朝鮮に引き渡された。
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